『VIVANT』第15話が8月23日に放送されました。
第14話まで、視聴者を大きく揺さぶっていたのが「野崎は本当に日本を裏切ったのか?」という疑惑です。
乃木にとっても野崎は、これまで何度も危機を乗り越えてきた重要な存在。
そんな野崎が別班員の拉致に関わり、シンシー側とつながっているように見えたことで、乃木自身も野崎を疑わざるを得ない状況になっていました。
ところが第15話では、その疑惑を大きく覆す事実が判明。
野崎は日本を裏切っていたわけではありませんでした。
さらに、これまで謎だった太田の「顔出しNG」やボイスチェンジャーにも、シンシー対策という重要な意味があったことが明らかになります。
今回は『VIVANT』第15話のネタバレと感想、そして野崎の行動の意味を考察します。
※この記事には第15話のネタバレが含まれます。
『VIVANT』第15話のあらすじ
第15話では、野崎の行方を追う乃木たちの捜査から始まります。
乃木は、これまで信頼してきた野崎が裏切っていたことに気づけなかった自分自身を責めながらも、野崎の逃亡先を追っていきます。
そこで乃木たちは、野崎と関係の深い人物にターゲットを絞ります。
その中には、野崎の手足として動いていた東条、公安部長の佐野、そしてバルカ警察のチンギスがいました。(ライブドアニュース)
一見すると、野崎はシンシー側と手を組み、日本にとって危険な行動を取っているように見えます。
しかし、乃木たちが佐野を拘束して尋問したことで、物語は大きく動きます。
野崎は本当に日本を裏切ったのか?
第15話最大のポイントがここです。
結論から言うと、
野崎は日本を裏切っていませんでした。
野崎がシンシーとつながっていたように見えたのは、実は潜入捜査のため。
佐野の口から、野崎がシンシーに潜入するために別班員の情報を手土産として利用していたことが明らかになります。
つまり、これまで視聴者が「野崎は裏切ったのでは?」と考えていた行動には、別の目的があったのです。
この展開には驚かされました。
第13話、第14話と野崎の怪しい行動が続いていたため、
「もしかして本当に裏切った?」
と思っていた人も多かったはず。
実際、野崎が別班員の拉致に関わっていたことなどから、疑惑はかなり深まっていました。
それだけに、第15話で「日本を裏切ったわけではない」と分かった瞬間はかなりスッキリします。
ネット上でも、野崎の裏切り疑惑が晴れたことを喜ぶ声が多く見られました。
野崎があえて「裏切り者」に見える行動をしていた理由
今回の展開で改めて感じたのは、野崎という人物の情報管理能力の高さです。
野崎は、味方にすら本当の目的を明かさずに行動していました。
乃木でさえ野崎の真意を把握できていなかった。
これは、野崎自身が「誰が敵なのか分からない状況」を想定していたからではないでしょうか。
もし公安内部に情報が漏れていた場合、野崎の本当の目的を多くの人間に知らせることは非常に危険です。
だからこそ、乃木から見ても「野崎は裏切った」と思えるほどの行動を取っていた。
この徹底した潜入捜査こそ、野崎らしいとも感じました。
乃木はなぜ野崎を疑ったのか?
今回もう一つ印象的だったのが、乃木の反応です。
乃木は野崎の裏切りに気づけなかった自分を責めています。
ここには、乃木自身の「人を見る力」への自信が関係しているようにも感じます。
乃木はこれまで数々の危険な状況を見抜き、別班として行動してきました。
しかし、そんな乃木でさえ野崎の本当の目的を見抜けなかった。
これは野崎の潜入捜査が、それだけ完璧だったということでもあります。
同時に、乃木と野崎の関係性が今後どう変化するのかも気になります。
一度は「敵かもしれない」と疑った相手が、実は味方だった。
この事実を知ったことで、乃木は野崎を以前とは違う目で見ることになるのではないでしょうか。
太田の「顔出しNG」の理由も判明
第15話では、もう一つ大きな謎が明らかになりました。
それが、ブルーウォーカーこと太田の「顔出しNG」です。
これまで太田は顔を隠した状態で登場し、さらに音声も変えられていました。
なぜそこまで徹底して姿を隠していたのか。
その理由が、シンシー対策だったことが判明します。
野崎はシンシー側による監視を警戒していました。
公安側にも監視カメラが設置されていたことが明らかになり、太田の顔や声を隠していたことにも意味があったと分かります。
これまで何気なく見ていた演出が、実は伏線だったというわけです。
『VIVANT』らしい展開だと思いました。
第15話で一番驚いたのは「野崎が味方だった」こと
個人的に第15話で一番印象に残ったのは、やはり野崎です。
第14話までの流れを見ると、かなり本格的に「野崎=裏切り者」という方向へ誘導されていました。
ところが、それ自体がミスリードだった。
しかも単純に「実はいい人でした」という話ではなく、
シンシーに潜入するために、あえて味方からも疑われるような行動をしていた
というところが面白いです。
野崎は以前から、乃木とは違うタイプの頭脳派として描かれてきました。
乃木が大胆な行動で状況を突破するタイプだとすれば、野崎は情報を集め、相手の裏をかきながら少しずつ核心に近づくタイプ。
今回の潜入捜査も、その野崎らしさが出ていたように感じます。

それでも気になる「野崎の本当の目的」
ただ、ここで安心して終わることもできません。
野崎が日本を裏切っていないことは分かりました。
しかし、
では、野崎は最終的に何を目的としているのでしょうか?
ここはまだ気になるところです。
シンシーに潜入している以上、野崎には何らかの大きな目的があるはず。
そしてシンシー側がどこまで野崎を信用しているのかも重要です。
野崎が完全に相手を騙しているのか。
それとも、シンシー側も野崎の正体に薄々気づいているのか。
このあたりは今後の大きなポイントになりそうです。
乃木と野崎は再び共闘するのか?
ただし、乃木は一度野崎を疑っています。
野崎もまた、自分の計画を乃木にすら明かしていませんでした。
つまり二人とも、完全に相手を信用していたわけではありません。
この「信頼しているのに、すべては話せない」という関係性が、今後の『VIVANT』をさらに面白くしていきそうです。
『VIVANT』第15話の感想まとめ
第15話は、これまで積み重ねられてきた「野崎は裏切り者なのか?」という疑問に大きな答えが出た回でした。
特に印象的だったのは、
● 野崎は日本を裏切っていなかった
● 野崎は潜入捜査をしていた
● 乃木も野崎の真意を見抜けなかった
● 太田の顔出しNGにも理由があった
● 公安内部の監視にもつながる展開になった
という点です。
第13話、第14話で野崎に対する疑念を強くしておき、第15話で一気にひっくり返す。
この構成はかなり巧いと思いました。
そして何より、
「やっぱり野崎は味方だった!」
という安心感があります。
ただ、『VIVANT』の場合、ここで安心するとまた裏切られる可能性もあります。
野崎が本当にどこまでシンシーに入り込んでいるのか。
乃木は野崎を再び信頼できるのか。
そして、シンシーの目的は何なのか。
まだまだ謎は残っています。
第15話は、単なる「野崎の疑惑解消回」ではなく、今後の物語をさらに大きく動かす重要な回だったと言えるでしょう。
次回以降、乃木と野崎が再び同じ方向を向いて動き出すのかにも注目です。


