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『VIVANT』第15話考察|野崎はなぜ裏切りを演じた?乃木にも明かせなかった本当の目的とは

エンタメ

『VIVANT』第15話で、ついに野崎の「裏切り」の真相が明らかになりました。

第14話までの野崎は、別班員の情報を売り、シンシー側に寝返ったように描かれていました。

乃木にとっても、それは簡単には受け入れられない事実だったはずです。

ところが第15話で判明したのは、野崎が単純に日本を裏切ったわけではなかったということ。

野崎はシンシーを探るため、潜入捜査を行っていたのです。

しかも興味深いのは、野崎がその真相を乃木にも明かしていなかったこと。

なぜ、そこまでして「裏切り者」を演じる必要があったのでしょうか。

そして、野崎が本当に追っているものはシンシーそのものなのか。

それとも、シンシーにつながる別の「裏切り者」なのでしょうか。

今回は第15話を振り返りながら、野崎の本当の目的、乃木との関係、シンシーの狙い、そして第16話以降につながりそうな伏線を深掘りします。

※この記事には第15話のネタバレが含まれます。

第15話で「野崎の裏切り」は覆された

第15話の最大のポイントは、やはり野崎の裏切りの真相です。

第14話までの展開では、野崎は別班員の情報をシンシーに渡し、さらに別班員の拉致にも関わっているように見えました。

しかも50億円という大金まで受け取っています。

普通に考えれば、完全な裏切りです。

だからこそ、乃木も野崎の真意を見抜けませんでした。

第15話では、乃木が野崎を知る人物を一人ずつ追っていきます。

その中で重要な手がかりになったのが、

● 東条

● 佐野

● チンギス

でした。

公式のあらすじでも、この3人が野崎の逃亡先を探る鍵として描かれています。(TBS)

そして調査の結果、野崎の行動には別の目的があったことが判明します。

野崎はシンシーへの潜入捜査を行っていた。

この事実によって、第14話までの「野崎=裏切り者」という見方が一気にひっくり返りました。

野崎はなぜ「裏切り者」を演じたのか?

ここが今回、一番考察したいポイントです。

野崎が潜入捜査をしていたのであれば、なぜ普通にシンシーを追わなかったのでしょうか。

なぜ別班員の情報を売る必要があったのか。

なぜ50億円という大金を受け取る必要があったのか。

答えは、おそらく、

シンシーに「本当に寝返った」と信じ込ませるため

ではないでしょうか。

情報機関を相手にする場合、中途半端な潜入では簡単に正体を見破られてしまいます。

「日本の公安がシンシーを探っている」

と分かれば、野崎は警戒されます。

だからこそ野崎は、もっと大胆な方法を選んだ。

自分が日本を裏切ったと思わせる。

別班の情報を渡す。

シンシー側から見ても、

「この男は日本を裏切った」

と思える状況を作る。

そこまでやって初めて、組織の内部に入り込める。

そう考えると、野崎の行動は非常に野崎らしいとも感じます。

なぜ乃木にも真相を教えなかったのか?

今回、もう一つ重要なのがここです。

野崎が潜入捜査をしていたのであれば、乃木にだけは伝えてもよかったはずです。

乃木と野崎は、これまで何度も危機を乗り越えてきた関係。

しかも乃木は別班員です。

それなのに、乃木は本当に野崎を裏切り者だと思っていました。

これは偶然ではないと思います。

私は「乃木にも知られてはいけなかった」のだと考えます。

なぜなら、乃木が野崎の味方をしてしまえば、シンシー側に違和感を持たれる可能性があるからです。

もしシンシーが乃木の行動を監視していたとしたら、

「乃木が野崎を追っている」

という状況そのものが、潜入捜査の証拠になります。

だから野崎は、乃木からも本気で追われる必要があった。

つまり、

乃木に疑われることまで計算に入れた潜入捜査だった

のではないでしょうか。

乃木が野崎を疑ったことにも意味がある?

ここは少し深読みしたいところです。

第15話の乃木は、野崎の裏切りを見抜けなかった自分自身を責めています。

しかし、逆に考えると、

乃木が本気で野崎を疑ったからこそ、野崎の潜入が成立した

とも言えます。

乃木は別班員です。

その乃木が野崎を追っている。

つまり、シンシー側から見ても、

「日本側は本気で野崎を裏切り者だと思っている」

という状況になります。

もし乃木が最初から野崎を信じていたら、逆に不自然だった可能性があります。

野崎が本当に潜入を成功させるためには、乃木との信頼関係さえ一度壊す必要があった。

これはかなり皮肉な関係です。

野崎を一番理解している乃木だからこそ、野崎を一番厳しく追う必要があった。

そんな構図にも見えます。

野崎はシンシーの「何」を探っている?

ここからが第15話以降の最大の謎です。

野崎がシンシーに潜入していることは分かりました。

しかし、

シンシーの何を探っているのでしょうか?

ここはまだ完全には明らかになっていません。

むしろ第15話のラストでは、新しい謎が提示されました。

野崎が追っていたシンシーの拠点について、樊林杏が「ここはただの情報処理センター」であり、本部は別の場所にあると明かしています。(オリコンニュース(ORICON NEWS))

つまり、

野崎が追っていた場所=シンシーの本部ではなかった

のです。

これはかなり重要なポイントです。

野崎がここまで危険を冒して潜入したのに、まだ本当の核心には届いていない。

ということは、第16話以降で野崎が追う対象はさらに大きくなる可能性があります。

シンシーの本部はどこにある?

第15話で新たに生まれた最大の謎の一つが、

「シンシーの本部はどこなのか?」

です。

情報処理センターと本部が別れているということは、シンシーが非常に大規模な組織である可能性を示しています。

野崎が潜入していた場所が末端、あるいは中継地点にすぎないのであれば、本部にはさらに重要な人物がいるはずです。

そして、その本部を野崎が探しているのだとすれば、

「50億円の取引」

も単なる金銭のやり取りではなく、より深い潜入のための手段だった可能性があります。

野崎が5年前から動いていたことが意味するもの

第15話では、5年前に北京の日本大使館に駐在していた野崎の過去も明らかになりました。

さらに、当時野崎のもとで働いていた劉銘軒と張競士というエージェントの名前も出ています。(オリコンニュース(ORICON NEWS))

ここはかなり気になります。

なぜ5年前の話が今になって出てきたのでしょうか。

私は、

現在のシンシー問題が、5年前から続いていた事件の延長線上にある

可能性が高いと考えています。

つまり、第15話で始まったのではありません。

野崎はもっと以前から、シンシーにつながる何かを追っていたのではないでしょうか。

そう考えると、第14話から突然「野崎が裏切った」という展開になったわけではなく、

5年間かけて張られていた巨大な伏線が、ようやく動き始めた

とも考えられます。

「野崎の裏切り」は本当に全部が嘘だったのか?

ここはあえて疑ってみたいところです。

第15話で、

「野崎は潜入捜査だった」

と判明しました。

だからといって、野崎の行動が100%すべて演技だったとは限りません。

野崎がシンシーに潜入しているのは事実。

しかし、野崎がどこまでシンシー側に踏み込んでいるのかは分かりません。

もしかすると、野崎はシンシーの内部に入り込む中で、

日本側にも言えない情報を握ってしまった

のではないでしょうか。

そうだとすると、野崎が乃木に真相を明かさなかった理由も変わってきます。

単に「潜入捜査だから秘密にしていた」のではなく、

野崎自身がまだ誰を信用していいのか分からない

という可能性もあります。

『VIVANT』では、「味方だと思っていた人物が敵だった」「敵だと思っていた人物が味方だった」という反転が繰り返されています。

だからこそ、第15話で野崎が味方だと分かったあとも、完全に安心するのは早いと思います。

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乃木と野崎は今後、本当の意味で共闘する?

私はここが第16話以降の大きな見どころになると思っています。

乃木と野崎は、能力的にも非常に相性がいい組み合わせです。

乃木は別班として大胆に動くことができます。

野崎は公安として情報網を持っています。

さらに野崎はシンシー内部に潜入している。

この3つがつながれば、シンシーに対してかなり強力な攻撃ができます。

ただし、問題は「信頼」です。

乃木は一度、野崎を裏切り者だと思いました。

野崎も乃木に本当の任務を伝えませんでした。

つまり二人の間には、一度大きな亀裂が入っています。

だからこそ、再び共闘するなら、

「今度こそ本当に相手を信じられるのか」

というテーマが重要になってくるのではないでしょうか。

チンギスは乃木と野崎をつなぐ存在になる?

第15話では、チンギスも野崎を知る重要人物として描かれています。

公式あらすじでも、野崎が信頼を寄せる人物としてチンギスが挙げられています。(TBS)

ここも面白いところです。

乃木は日本側。

野崎は公安。

チンギスはバルカ警察。

所属する場所はまったく違います。

それでも3人には、これまでの物語を通じて信頼関係があります。

もしシンシーの本部を追うために国境を越えた捜査が必要になるなら、チンギスの存在はかなり重要になるはずです。

野崎がチンギスを信頼していること自体も、今後の伏線になるかもしれません。

第15話の本当のポイントは「裏切り」ではない?

第15話を見終わって一番感じたのは、

「野崎が裏切っていなかった」ことよりも、「誰を信じていいのか分からない世界」がさらに広がったこと

です。

野崎は味方だった。

しかし、シンシーの本部はまだ分からない。

5年前の北京での出来事も完全にはつながっていない。

野崎が追っているものも、まだすべては明かされていません。

つまり、

野崎の裏切り疑惑が解決したことで、物語が終わったのではなく、新しい謎が始まった

のです。

第16話以降で注目したい5つのポイント

今後、特に注目したいのはこの5つです。

① シンシーの本部はどこなのか

第15話で明確に「本部は別の場所」と示されたため、今後の重要ポイントになるでしょう。(オリコンニュース(ORICON NEWS))

② 野崎は誰を追っているのか

シンシーそのものなのか。

それともシンシーを利用している別の勢力なのか。

ここがまだ見えていません。

③ 5年前の北京の事件

劉銘軒と張競士が今後の物語にどう関係してくるのか。

野崎の過去と現在がつながる可能性があります。

④ 乃木と野崎の再共闘

一度崩れた信頼関係を、二人がどう取り戻すのか。

ここは物語としてもかなり熱い展開になりそうです。

⑤ 「本当の裏切り者」は別にいるのか

野崎が裏切っていなかったとなると、別班員の情報がシンシーに渡った経緯そのものが改めて気になります。

では、誰が情報を漏らしたのか?

この疑問はまだ残っています。

『VIVANT』第15話考察まとめ

第15話で野崎の裏切りは、実はシンシーへの潜入捜査だったことが判明しました。

しかし、私はこの展開を「野崎は味方だった。よかった」で終わらせるべきではないと思います。

むしろここからが本当の考察ポイントです。

野崎はなぜ5年前から動いていたのか。

なぜ乃木にも真相を教えなかったのか。

シンシーの本部はどこなのか。

そして、別班員の情報を漏らした本当のルートはどこなのか。

第15話では、野崎の「裏切り」という一つの謎が解決しました。

その代わりに、さらに大きな謎が生まれています。

個人的には、野崎は単純にシンシーを追っているだけではなく、シンシーの背後にいる人物や組織まで追っているのではないかと予想しています。

そして、乃木がその事実にどこまで迫れるのか。

野崎と乃木が再び同じ方向を向いたとき、シンシーの本当の姿が見えてくるのではないでしょうか。

第15話は「野崎の裏切りが解決した回」ではなく、

「野崎の本当の任務が、ようやく始まった回」

だったのかもしれません。

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