『VIVANT』第2シーズンで、野崎守(阿部寛)と深く関わっている謎の女性が、ハン・リンシン(宮下今日子)です。
ハン・リンシンは、中国の特務機関「シンシー」の責任者です。
第14話では、野崎からテントやベキの孤児院について聞いた際、明らかに反応する様子を見せました。
さらに第16話では、5年前の野崎とリュウ・ミンシュエン(堺雅人)の過去が描かれ、ハン・リンシンが野崎をシンシーへ引き入れた経緯も明らかになっています。
では、ハン・リンシンはいったい何を目的としているのでしょうか。
この記事では、ハン・リンシンの正体やシンシーとの関係、野崎との因縁、そしてベキの孤児院に反応した理由から、彼女の本当の目的を考察していきます。
ハン・リンシンとは何者?
ハン・リンシンは、シンシーの責任者を務める人物です。
第14話では、野崎が別班の情報を渡していた相手がハン・リンシンであることが判明しました。
さらに、彼女は元・中国公安部第6局長でもあります。
現在は、中国の「別班」ともいえる秘密組織・シンシーを率いています。
シンシーは、これまで別班によって中国系の工作員や諜報員を排除されてきたことから、別班に対して強い遺恨を持っているとされています。
つまりハン・リンシンは、単なる組織の幹部ではなく、国際的な諜報活動にも精通した人物だと考えられます。
シンシーとはどんな組織?
シンシーは、『VIVANT』第2シーズンで別班と対立する重要な組織です。
表向きは多国籍の民間情報機関ですが、その実態は謎に包まれています。
第14話では、別班員5人が拉致された事件にもシンシーが関係していることが判明しました。
ハン・リンシンは、野崎から別班に関する情報を引き出そうとしていました。
しかし、シンシーが本当に欲しがっているものは、単純な「別班の情報」だけではないのではないでしょうか。
その理由として気になるのが、ハン・リンシンのベキの孤児院への反応です。
ハン・リンシンはなぜ「ベキの孤児院」に反応した?
ここが、ハン・リンシンの目的を考えるうえで最大のポイントです。
野崎はハン・リンシンに対して、テントが活動資金を使って孤児たちを救っていたことや、ベキが孤児院を運営していたことを話します。
するとハン・リンシンは、明らかに反応を示しました。
なぜ、すでに大きく状況が変わったテントの「孤児院」に、そこまで強く反応したのでしょうか。
これは、シンシーがテントそのものではなく、ベキの孤児院にいる人物や、そこで行われていた何らかの活動を探している可能性を示しているのではないでしょうか。
ハン・リンシンの目的は「テント」ではない?
私は、ハン・リンシンが本当に探しているものは、テントそのものではない可能性があると考えています。
なぜなら、テントの組織としての活動だけではなく、ベキが残した孤児院にまで強い関心を示しているからです。
つまり、
テント
↓
ベキ
↓
孤児院
↓
孤児院に関係する人物
という別の情報を追っている可能性があります。
もしそうだとすれば、今後、ベキの孤児院で育った人物が重要な鍵を握る展開も考えられます。
ハン・リンシンと野崎の関係
そして第16話で、ハン・リンシンと野崎の関係がさらに深掘りされました。
5年前、野崎は北京で潜入捜査を行っていました。
そこでエージェントとして活動していたのが、リュウ・ミンシュエンです。
リュウは野崎を慕っていましたが、危険な潜入捜査の中で捕らえられ、死亡したと野崎は知らされていました。
しかし5年後、リュウはシンシーのメンバーとして野崎の前に現れます。
そして、この過去の事件をきっかけにハン・リンシンは野崎にシンシーへ入るよう誘っていたことが明らかになりました。
つまりハン・リンシンにとって野崎は、単なる敵国の公安ではありません。
野崎の過去やリュウとの関係、さらに日本の諜報機関についても知る人物なのです。
ハン・リンシンの本当の目的は何?
現時点では、ハン・リンシンの最終的な目的はまだ明らかになっていません。
ただ、いくつかの可能性が考えられます。
① 別班の情報を手に入れる
これはハン・リンシンの目的の一つだと考えられます。
別班とシンシーには因縁があり、ハン・リンシンは野崎から別班についての情報を引き出そうとしています。
しかし、それだけでは「孤児院」に強く反応した理由を説明しきれません。
② テントが残した何かを探している
テントの組織そのものが変化したとしても、ベキが残した孤児院や、そこにつながる人々は存在しています。
ハン・リンシンが探しているのは、テントの資金や組織ではなく、ベキが残した何かなのかもしれません。
③ 孤児院に重要な人物がいる
これも非常に気になるところです。
ベキの孤児院からは、多くの若者が社会へ出ています。
もしシンシーが、その中の特定の人物を探しているのだとすれば、ハン・リンシンが孤児院という言葉に反応したことにも意味が出てきます。
これまでベキと関係してきた人物の中に、シンシーが探している人物がいる可能性も考えられます。
ハン・リンシンは敵なのか?
現時点で、ハン・リンシンを単純な「悪役」と決めつけるのは早いのではないでしょうか。
確かにシンシーは別班員を拉致し、野崎とも敵対しています。
しかし、ハン・リンシン自身が何を最終目的として動いているのかは、まだ完全には明らかになっていません。
『VIVANT』では、敵だと思っていた人物にも別の目的があったという展開がこれまでにも描かれてきました。
ハン・リンシンについても、単純な「別班の敵」というだけでは終わらない可能性があります。
特に彼女は、5年前の野崎とリュウの事件にも関わっています。
野崎がリュウを救えなかったことを利用し、シンシーへの加入を持ちかけたことを考えると、ハン・リンシンは人の感情や弱点を利用することにも長けた人物なのかもしれません。
まとめ
ハン・リンシンは、シンシーを率いる謎の女性です。
元・中国公安部第6局長という経歴を持ち、別班への強い遺恨を抱えていることが明らかになっています。
しかし、彼女の目的は「別班への復讐」だけではなさそうです。
特に気になるのが、ベキの孤児院に対する反応です。
シンシーがなぜ孤児院を気にしているのか。
そして、ベキやテント、孤児院に関係する人物の中に何が隠されているのか。
ここが今後の大きな伏線になってくる可能性があります。
第16話では、野崎とリュウ、そしてハン・リンシンの5年前の因縁まで明らかになりました。
これによってシンシーは、単なる「別班の敵」ではなく、野崎の過去とテントの謎をつなぐ重要な存在として浮かび上がってきました。
今後は、ハン・リンシンが本当に探しているものが「テント」なのか、それとも「ベキが孤児院に残した何か」なのかに注目です。


